医院設計における色彩のお話

医院やクリニックの設計を行うにあたり、重要視されているのは清潔感があり安全な場であることです。

医師やそこで働くスタッフの方が使いやすい動線であることはもちろんのこと、患者さまにとっても分かりやすい動線であるということが”安全な場”づくりに繋がります。

医院やクリニックは医療行為を行う場であることから、今も昔も「医療を行う場として安全で効率的な空間」であることは必要最低限の条件となっています。

このようにして機能面と効率性を重視して作られた昔からある病院は、”白や青色系の無機質な色合いの病院らしい空間”で、待合室のソファーは万が一の汚れが落ちやすいようにビニール製になっていることが多くあります。しかしその”病院らしいイメージ”の空間が苦手で、足を運びたくなくなってしまう方が多いものです。

ただでさえどこか体調子が優れなかったり、気分があまり良くないというときにいかにも病院という雰囲気では気持ちが滅入ってしまいませんか?

だからこそ最近では機能性や効率の良さを重視するだけではなく、親しみやすさを感じるような安心感のある空間をデザインすることが増えています。今までの白や青系の無機質なイメージを覆す色彩を取り入れたデザインにしてみませんか?

今回は医院を設計する際に重要な色彩に関してのお話です。

デザインにおいて重要な色彩

色彩は、デザインを構成している「形」や「質感」などを同様で非常に重要な要素の一つです。

色にはそれぞれに性質があり、色彩によって私たち人間の精神状態や感情を左右することもあります。医院やクリニックにおける色の選択は、診療に影響を及ぼす可能性はゼロではないということです。

例えば白は健康状態が良好な方から見ると清潔感があってクリーンなイメージに直結します。しかしどこか体調が優れない方にとっては「無」で、最悪の場合「死」を連想してしまう可能性があります。もちろん白が悪いということではありません。使い方や使う位置を工夫したり、清潔感を前面に押し出すデザインにしたり観葉植物を置くなどして空間に工夫を凝らし、全面に白を採用することも可能です。

白だけでなくそれぞれの色には「性質」があり、さまざまなイメージを作り出すのに役立つのが色彩です。どのような色を選択し、どのように使用するかはデザインにおいて非常に重要なのです。

色の持つイメージを活用したデザイン

それぞれの色が持つイメージを利用し、上手く生かした空間デザインを行います。

ピンク系

「銀座フェイスクリニック(美容外科・美容皮膚科)」

こちらはピンク系の色味を主体としたデザインとなっています。

女性患者さま専用のクリニックという特色を活かし、女性らしさの溢れるオシャレで快適な空間に仕上げています。

グリーン系

「明海こどもクリニック」

心が安らぎ、森林を連想するようなグリーン系の色味を採用したデザインです。

カウンターの木肌色との組み合わせで、まるで森の中にいるような心地のよさを表現しています。

優しい色合いと曲線が優しい表情をしているため、入口からお子さまが安心できるクリニックのイメージをしっかりと伝えることに成功しています。

ピンクやグリーンには、人の気持ちを落ち着かせるようなリラックス効果があると言われています。医院やクリニックに行かねばならないという患者さまの精神状態を考慮し、安らぎを与えることができる色彩を採用することでそのクリニックのイメージを演出しながらも快適な空間をつくることができます。

診察室

いずれの診療科目においても、診察室は色を正確に認識できるような空間で、ドクターだけでなく患者さまの目が疲れてしまわないように配慮することがとても大切です。

医師が目で見て診察を行うスペースですから、スムーズに正確な診断ができることがとても重要なのです。

診察室に関しては色彩はもちろんのこと、照明の配置や診察台の配置などの計画も快適な空間づくりに大きく関わってきます。

基本的には皮膚などが正確に確認できること、またドクターやスタッフの目が疲れないこと、患者さまがリラックスできる空間だと感じることができるようにすることが求められます。

診療科目にもよりますが、クリニックのイメージを損なわずに、さらには患者さまの真の目的である診察を適切に行うことができる環境づくりを行うために色彩にかんして考慮することがとても重要なのです。

武内デザインオフィスのクリニックデザインに関する考え

武内デザインオフィスは医院デザインの実績100件を超える経験から得たノウハウを生かし、ドクターの理想のクリニックを設計しています。

多くの実績の中でも、開業後のドクターからのクレーム0で設計をし続けることができているのは、スタッフ・協力業者との連携があるからこそです。

  1. 患者さまが入りやすいクリニックを設計すること
  2. 患者さまが落ち着くことができる空間をデザインすること
  3. 素敵なクリニックだったと記憶に残るクリニックを造ること
  4. ドクターやスタッフが気持ちよく働くことができるクリニックを造ること

この4つのポイントを大切にし、デザインワークだけではない、”Something else”を常に追及します。

武内デザインオフィスの今までのノウハウを生かし、ご依頼頂いたクリニックにとって最良となるデザイン・色彩プランをご提案致します。

まとめ

医院やクリニックの開業やリフォームを考えている先生の治療方針やコンセプトに基づいて色彩の計画を立てることが重要です。

特に地域のみなさんのための個人クリニックなどは、身近な患者さまの診療はふれあいの時間とも言える大切な時間です。患者さまが安心して過ごすことができる空間づくりのためには、その医院やクリニックの”空間”のイメージを作る色彩についてもしっかりと考慮することがとても大切なのです。

壁の色や床の色、ソファーの色などを考慮するだけでなく、素材の組み合わせ方など専門家としてのアイディアをお伝え出来ればと思います。

もちろんご依頼主となるドクターのお好みの色を取り入れることができますので、「その病院らしさ」を表すことになる色彩に関して、最良の答えが出るように一緒に計画を立てましょう。

 

医師のための医院設計と患者さまのための医院設計

クリニックや医院を設計する際には、その施工技術や設備の質の高さはもちろんのこと、そのクリニックや医院で働くことになる医師やスタッフ、そして通院することになる患者さまの視点から見た適切なプランニング能力が必要不可欠となります。

もちろんそこで開業している、もしくはすることになる先生方の医療に対する姿勢、どのようなクリニックを運営していくのかという今後の将来像などをヒアリングし理想的なクリニックの設計を行います。しかしそれだけではなく、開業することになる土地に住んでいる患者さまの声をしっかりと把握し、形にすることが求められるのです。

医療技術が進歩する中で満足の行く治療を受けることだけでなく、リラックスして心地よく治療を受けることができる空間を作ることが医院設計を行っている事務所に求められています。

患者さまの声を理解するためには、患者さまの目線に立つことが大切なのです。

先生方が患者さまから得た知識や今までの経験を踏まえ、独自のノウハウを生かしてプランを考え、医師のみなさまだけでなくスタッフや患者さまから見ても満足のいく医院を目指します。

今回は先生方から見る医院設計と、患者さま目線で見る医院設計についてお話したいと思います。

医師のための医院設計

医院やクリニックを開業するのは先生方です。

医院やクリニックはその経営の主役となる先生方の負担が少ないように、安心して診療や治療を行うことができる環境を設計することができるかどうかはデザイン事務所にかかっています。

理想的な医院を設計するために、まずは先生方の診療や治療の方針を伺い、具体的にどのようなコンセプトで設計していくのかを先生方と設計事務所ができる限りイメージの共有をしていきます。

今まで数多くの医院やクリニックを設計してきてはいても、全く同じクリニックを作るということはまずあり得ません。開業する土地も違えば物件も違い、働いているスタッフも違えば来院する患者さまも違います。

もちろん過去の経験が非常に大事で、実績を自信に変えることは非常に大切なことです。しかし、「こういう時にはこうする」「前はこうしたからそれが正解だ」というように必ずしもパターン化するのではなく、今向き合っている先生のための空間作りとして試行錯誤し、より良いアイディアを生み出していく姿勢でいることが重要です。

だからこそ、その医院やクリニックの治療方針やコンセプトを共有することが非常に重要で、唯一無二の医院設計を行うことができるのです。

先生が快適に治療を行うことができるということは、患者さまの安心を作ることに直結します。

患者さまのための医院設計

医院やクリニックに訪れる患者さまにとって、新しくできたクリニックに行くのは勇気がいることかもしれません。また、もとあった医院やクリニックがリフォームをした場合には、大きな期待を抱いているかも知れません。

”クリニックの顔”となる医院設計デザインは、患者さまの第一印象を左右する非常に重要なものです。

また、患者さまにとってクリニックで診療を受けるまでの時間は、「何も出来ない不便な待ち時間」というマイナスイメージであることが多いようです。そのマイナスイメージになってしまいやすい待ち時間を快適で居心地がいいものに変えることができるような環境を整えることが、医院設計においても重要な課題の一つです。待ち時間の心地よさは患者さまに「また来たい」と思って頂けるかどうかを決める要素になる可能性があります。

待合だけでなく診療中には安心感のある空間づくりのために、照明や色彩にこだわり、プライバシーに配慮した作りを考えることも大切です。

武内デザインオフィスでは、働いている医師やスタッフのみなさまからの視点だけでなく、患者さまの視点からも十分に配慮した最適な設計をご提案し、患者さまにとっても安心感のある空間づくりができるようんい工夫しております。

医師にも患者さまにも安心感を与える空間

医院設計の内装デザインの基本となる壁や天井、床などの素材や色彩選びは、どのようなコンセプトなのかによって大きく異なります。

決められた予算の中で最大限できる限りのご提案をし、先生方に負担がなくベストな選択をして頂けるように努めるのが武内デザインオフィスの重要な役割でもあります。

内装

例えば白を基調としてた空間を作るのであれば、白に直結するイメージの”清潔感”を重視した空間づくりをし、医院のコンセプトに合ったテーマカラーを設定して診療方針を表現するなど、今までの経験を活かしてさまざまなアイディアをご提供します。

医師にとっても患者さまにとっても安心感のある空間にするためには、診療方針に沿った内装を作ることが重要なのです。

照明

医院やクリニックの設計の際に必要なのは、その場所に合った照明の明るさや、患者さんに不快感を与えることのない最適な照明器具です。

特に患者さまの目に見える照明器具や色調には気を配り、治療を受けている際に眩しいと感じるなどの不快な状態にならないように隅々まで配慮します。

上を見たときに直接目に入る照明は間接照明にするなど、予算の中でベストな照明設備になるように工夫をします。

そのほかの工夫

その他もそのクリニックの診療科目によって、男性患者さまが多い、女性患者さまが多い、子どもが多い、お年寄りが多いなどさまざまな特色があります。

それぞれが違う感覚を持っているのは当然のことですので、そのクリニックにいらっしゃる方全員が満足の設備を整えることは難しいでしょう。

しかしなるべく部屋の中で暑さ寒さの偏りがでにくい設計にするなど出来る限りどなたにとっても快適な環境になるように最大限の工夫をします。

コストアップになってしまわないように、同じコストの中で最高の設計をします。

まとめ

医院設計をする際には、医師の目線に立つことはもちろんですが、患者さまから見た医院設計をすることが非常に重要です。

どのような医院にしたいか、どのような空間を作りたいのかということをしっかりと共有し、医院づくりを行いましょう。

 

 

医院設計においての”コンセプト”の重要性

これから開業を考えている先生はもちろんのこと、これから医院のリフォームをしようと考えている先生には、まずはどのようなクリニックにしたいのかということをコンセプトとして考えて頂きたいと思います。

「どのようなクリニックにしたいのか」という根本的な考えは、今後のクリニック運営を左右することにもなりかねない重要なことです。

コンセプトは今後お越し頂くことになる患者さまがクリニックを選ぶ基準になるだけでなく、先生やスタッフのみなさんがどのようなクリニックを経営していくのかという指針にもなります。

万が一コンセプトが良く分からないまま開業してしまえば、医院を経営していくのが困難になってしまうことにも繋がりかねません。

今回は医院設計においてなぜコンセプトが重要なのかということをお伝えします。

これから開業する方も、これからリフォームを検討しているという方も、是非参考になさって下さい。

デザインにおける”コンセプト”とは

コンセプトには、①概念②企画・広告などで全体を貫く基本的な観点・考え方という意味があります。

医院設計においてのデザインとは、「デザインの指針となるための基本的な概念や考え方」ということになります。デザインをすすめる上で頼りになるものということで、コンセプトはデザイン設計において非常に重要な方向性を示すものでもあるということが言えます。

つまり、コンセプトがなければふわっとしたイメージだけでデザインを行わなければならず、先生と医院設計をする業者がイメージの共有ができません。すると目的に応じた施設を作ることが困難になり、完成までに遠回りをしてしまう可能性が高くなります。

医院設計における”コンセプト”とは

では、医院設計をする際のコンセプトとは、いったいどのようなものでしょうか。

コンセプトを決めようと意気込むと、どうしても聞こえが良くて響きが良い物を考えなければならないというプレッシャーを感じてしまう先生が多いものです。しかし簡単に言えば「どういった特徴のあるクリニックにしたいのか」を分かりやすくした言葉にまとめるだけなので、決して難しいことではないのです。

「どういった患者さまに来ていただきたいのか」
「理想とするクリニックとはどのようなクリニックなのか」
「開業することでどのように地域に貢献したいのか」

このように、どのようなクリニックにするのかを先生ご自身の好みや趣味、得意なことや不得意なことを考慮し、客観的に評価した考えを一言でまとめると良いでしょう。

何よりも大事なのは、ご自身にとって分かりやすく、尚且つ患者さまにとっても分かりやすいコンセプトであるということです。明確で分かりやすいコンセプトは、どういった目的で存在する医院で、何を考えて診療をして何を重視しているのかを患者さまに伝えることができます。

医院のコンセプト、つまり医院理念は今後通院して下さる患者さんからの信頼に繋がり、患者さんが医院の姿勢を把握する目安になるのです。

コンセプトの役割

コンセプトが存在するのとしないのとでは、医院設計をすることだけでなく、医院経営そのものに大きな影響を与えることになります。

なぜコンセプトが必要になるのか、その役割を再確認することでその必要性を理解することができます。

後悔しないための指針

開業時にかかる費用はもちろんのこと、開業場所やクリニックの見た目、施設や診療内容などさまざまな要素はコンセプトに基づいて決定されるのではないでしょうか。

特定の分野の診療を行う専門クリニックの場合であれば、その疾患を患った患者さまが通いやすい立地で、同じ診療を行っているクリニックが少ない立地を選びます。そしてその診療科目に応じて必要なスタッフを確保し、医療機器を導入していきます。

しかしコンセプトが先に無い状態で、この場所を借りることができたからこのくらいの診察スペースを設ける、待合室はこのくらいの大きさにすることができる、とその場面ごとに物事を決めていくことになるので、無駄な投資や無駄な時間が発生してしまうリスクが非常に高くなります。

もっと広い待合にしておけば、患者さまがもっと便利で快適に過ごすことができたのに・・・と後悔しても、一度開業してから移転するのはまた大変なことです。

後悔をしないためにもコンセプトをあらかじめ明確にし、最も適した状態を作り上げていくことがベストです。

アピールになる

開業時には医院設計においてのコンセプトが、そのままクリニックのイメージに繋がります。

コンセプトは医院がどのような考えで存在しているのかを外部(患者さまやこれから利用しようと考えてくれる方)に向けてアピールするためのツールになります。

どのような患者さまに来て頂きたいのかということを明確にすることで、患者さまを確保することにも繋がります。

診療時間や休日を設定するのと同じように、コンセプトを決める時にも利用して下さる患者さまのことを考えるのです。

コンセプトを決めた上での医院設計は、なぜこの医院を開き、どのような患者さまに来ていただきたいのかを伝え、医院の存在理由をアピールするのに役立ちます。

スタッフへの指針となる

クリニックに勤めるスタッフには個人差があって当然です。

そのスタッフ全員が同じ考えを持って診療を行うためには、クリニックのコンセプトである医院理念が必要となります。

コンセプトが曖昧なままでは、どのような考えで働いて欲しいのかを伝えることが難しく、スタッフも困惑してしまいます。揺るがないコンセプトを設定することで、医院に合ったスタッフ採用にも繋がり、スタッフがすぐにやめてしまうなどのトラブルを避け、経営をスムーズに行うことに繋がります。

医院を振り返る原点になる

万が一のトラブルや課題が発生したときには、コンセプトがあることで「自分自身が経営しているクリニックには何が重要なのか」ということを明確にし、振り返ることができます。

コンセプトが無ければ自分自身の決定にも自信が持てなくなってしまいます。揺るがないコンセプトを持つことは、医院設計にとってだけでなく医院経営にも関わる非常に重要なことと言えます。

 

コンセプトと言うと難しく考えてしまいますが、そう難しく考える必要はありません。

心地の良いクリニックを作るためにも、今後の医院の運営のためにもコンセプトを考えることから始めましょう。

「開業をしようと思ったら」知っておきたいクリニック開業の流れ

自分の理想のクリニックを開業したいと考えている人は多いのではないでしょうか。

しかし最近のクリニックを取り巻く環境は厳しくなってきています。
そんな厳しい環境だからこそ、開業の際は十分な調査や検討を重ねて事業計画を練り、確実に開業準備を進めていくことが重要になってきます。

そこで今回はどのようにクリニック開業を進めていけば良いのか解説していきます。

開業したいと思い立ったらまずやるべきこと

コンセプトを明確にする

開業を思い立った理由というのはドクターによって「家族」「医局」「労働環境」など様々あります。
しかしこの段階では、まだ開業をする際の理由が抽象的です。

今後、何十年とクリニックを経営していくと考えた場合、開業に憧れるだけでは難しい部分があります。

なので、開業を思い立ったら「なぜ開業をしたいのか」「どのようなクリニックを作り上げたいのか」というコンセプトを明確にしましょう。
そのコンセプトを目標として突き詰めていくことで、ぶれずに開業準備や開業後の経営を行うことが出来るかと思います。

コンセプトの重要性・役割

開業準備を進めていく中や開業後のクリニック経営を行っていく中で、ドクターは様々な決断をしなくてはいけない場面があります。
そんな時に自分の考えの軸となるものがコンセプトです。

例えばクリニックの名称を決める際は、どのようなものにするべきかという正解はありません。
そこで、ドクターの考えているクリニックのコンセプトに合っているかどうか基準を設けることで判断がしやすくなります。

このようにコンセプトがあることによって、判断に迷いが生じにくくなります。

開業の進め方

コンセプトを明確にしたら、いよいよ実際の開業準備を進めていく段階となります。

開業を進めるために必要な業務は多岐にわたります。
ここでは、主な業務をまとめていきます。

①開業地選定

立地調査、診療圏調査、将来性の予測、継承物件の検討

立地の選定はクリニック開業にとってとても重要なポイントとなります。
人通りが多い場所や駅前などの立地は開業に適している場所ですが、他の医療機関もすでにあるかと思います。

他のクリニックとの差別化を図れるような特徴のあるクリニックづくりを行うことも開業を成功させるポイントとなります。

②事業計画を考える

投資金額の決定、収支の想定、損益計算書・キャッシュフロー計算書の作成

事業計画の策定を怠ってしまうと、開業後の経営が苦しくなる可能性が非常に高いです。
近年のクリニックを取り巻く環境は、医療保険制度や診療報酬体系の見直しや医療供給体制の見直し、人口減少、クリニック開院数の飽和などの影響で厳しくなっています。

その中での生き延びていくためにも事業計画は重要なものとなります。

③資金調達

資金調達方法の検討、調達先の選定、金融機関への相談・申し込み・面談など

開業に伴う資金だけでなく、運転資金も必要となります。

運転資金は事業経費に加えて自身の生活費も見積もるようにしましょう。
これらの支出を含めても黒字になるまでの間の資金が必要となります。

不足の事態に対応するために運転資金を追加融資する場合は、金融機関に対して悪い印象を与えてしまいがちで、融資許可が下りない場合もあります。

なので、当初から多めに手当てをし、対応していくようにしましょう。

④内装設計

建物本体工事との調整、設計・内装業者の選定、保健所への事前確認

武内デザインオフィスではこの設計・内装についてお手伝いしています。

医院デザイン実績100件を超える経験を活かしてドクターの想いを反映したクリニックを設計致します。
患者さんにとってもドクター、スタッフにとっても過ごしやすく快適な空間にしていきます。

⑤医療機器の手配

医療機器の選定・発注、設計・内装業者との調整、納入スケジュールの調整、操作方法の指導

医院設計を行う際、医療機器の配置や搬入経路についても図面に落とし込んでいくことが必要になってきます。
医療機器をどこに配置するかにより効率的な動線にも影響を与えます。

さらにレントゲン撮影なども行う場合は、専用の特殊な部屋を作ることにもなるため、専門性の高い設計技術が必要となります。

⑥人事労務・求人

人員計画の策定、就業時間・給料などの検討、各種規定の作成、求人広告、面接・採用・雇用計画

一般的な募集方法としては新聞の折込チラシや求人情報誌、ハローワーク、インターネットでの求人などを利用します。
募集方法によってコストが異なるなど、それぞれの方法に特徴やメリット・デメリットがあるので、費用対効果などを比較し決定するようにしましょう。

選定方法については書類選考・面接などを行う方がほとんどです。

⑦広告宣伝

リーフレット・チラシなどの検討・作成、看板・サインの検討、ホームページの作成

医療機関の宣伝は医療法での規制があるため、その規定を確認してから内容を考えるようにしましょう。

広告可能な媒体は限られていますが、一般的には折込チラシ、ポスティングチラシ、電柱広告や駅看板、ホームページなどがあります。
ものによっては表現方法に限りがあるため注意しましょう。

⑧行政手続き

開業届、保険医療機関指定申請、各種公費申請、消防関連

開業の準備が整ったら開業届など各種申請を行います。

消防署や保健所とも事前相談を行い、スムーズな段取りを行うための段取りや調整も必要となります。

まとめ

同じコストの素材や材料を使ってもコーディネートしだいで見え方やバランス、雰囲気が大きく変わってきます。
武内デザインオフィスでは、予算内でどれだけ良いクリニックをデザインするのかに重点を置いています。

また、単純に良いデザインをするだけではなく、デザインしながら同時に工事コストを調整することのバランスも考えております。

  • 患者さんが入りやすいクリニックを設計すること
  • 患者さんが落ち着ける空間をデザインすること
  • 素敵なクリニックだったと記憶に残るようなクリニックをつくること
  • ドクターやスタッフが気持ちよく毎日働けるクリニックをつくること

この4つの内容を、後ろから押してサポートします。

患者さんが快適に過ごせる空間をつくることはもちろんのこと、ドクターやスタッフが快適に、ストレスフリーで働ける空間をつくることも同じくらい大切なことだと考えています。

ぜひ、一緒に居心地の良いクリニックを作っていきましょう。

武内デザインオフィスが医院設計で大切にしていることとは?

武内デザインオフィスは医療施設を中心に、商業施設や住宅などの設計・デザインを行っています。

今回は改めて我々武内デザインオフィスが医療施設の設計について大切にしていることや考えなどをお伝えしようと思います。

これからクリニック開業を考えている方やクリニックのデザインをする側に興味がある人などに、ぜひ知ってもらえると嬉しいです。

武内デザインオフィスが考える医院設計に大切なこと

武内デザインオフィスは医院デザインの実績が100件を越えます。
その豊富な経験を活かして、ドクターがイメージしているクリニックを忠実に作り上げるよう努めています。

今まで数多くの医院を設計してきた中で、我々が特に大切にしているポイントが5つあるのでご紹介していきます。

①入りやすいクリニックづくり

患者さんはいろいろな症状を抱えてクリニックに来院されます。
特に、体調が悪いなか初めてくるクリニックでは治療への不安や自分の健康の心配、ドクターやスタッフがいい人達かなど多くの不安や心配を抱えています。

そのような状態であるため、クリニックに行くことはマイナスイメージであることが多いかと思います。

そこで大切になるのが、患者さんの抱えている不安や心配・恐怖心などを少しでも軽減されられるクリニックにすることです。
苦手意識を持っている方が多いクリニックだからこそ、入りやすさを追及した空間である必要があると考え、設計にとことんこだわっています。

②患者さんが落ち着ける空間をデザインする

次に大切にしているポイントは、患者さんが落ち着ける空間デザインです。

不安や恐怖心で落ち着かない気持ちでいる患者さんに少しでも寄り添えるような空間づくりを心がけています。
特に過ごす時間が長い待合室や受付などはリラックスできる空間づくりにこだわっています。

待合室は最初に入り待機してもらう場所ですが、今まではどことなく無機質で簡素な空間が多く、居心地が良いものではなかったと思います。

そんな待合室を居心地の良い空間にするべく、温かみのある壁の色や照明の明かり、椅子やお子さんが遊べる玩具など目に見えるものすべてのデザインを色々な角度から考えてデザインしていきます。
さらに、スタッフの方がメンテナンスや掃除がしやすいことも大切です。

医療目的の施設なので清潔感は必須となります。
長年愛されるクリニックにするためにも、患者さんとドクター、スタッフの全員が居心地の良い空間であることが大切です。

③「素敵なクリニックだった」と記憶に残るようなクリニックをつくる

そして3つ目に大切にしているポイントは記憶に残るクリニックづくりです。

クリニックの印象は見た目だけでなく、ドクターやスタッフの方々の対応、待ち時間、治療内容、他の患者さんの様子など様々なことが影響しています。
体調の悪い中でも、患者さんが気持ちよく過ごしクリニックに前向きな印象を持ってもらえるようなデザインや設計を心がけています。

せっかくドクターやスタッフの方の対応が良くても、クリニックそのものが清潔感もなく落ち着かない空間であれば印象は悪くなってしまいます。
居心地が悪いというマイナスイメージが与える影響は大きく、よっぽどでなければプラスイメージに持っていくことは難しいです。

ドクターやスタッフ、クリニックの個性を出しながら、患者さんにとって居心地の良さや清潔感、また来たくなるクリニックであるかを大切にしています。

④ドクター、スタッフが気持ちよく働けるクリニック

最後のポイントはドクター、スタッフの方が気持ちよく働けるクリニックであることです。

クリニックにとって患者さんが入りやすく居心地の良い空間をつくることは最も大切なことです。
しかしそれと同じくらい、クリニックで長い時間を過ごすドクター、スタッフの方々が気持ちよく働ける空間であることも大切です。

ドクターやスタッフの方々にとっては、働く場所が居心地が良いことでストレスも溜まりにくく仕事がしやすい環境であるかと思います。
なので、効率的な動線や広々とした受付など快適な空間づくりを心がけています。

⑤同じコストで、最高の結果を出す

われわれ武内デザインオフィスは、予算内でどれだけ良いクリニックをデザインできるかでデザイナーの能力が決まると考えています。

同じコストの素材を使っても、コーディネート次第では見え方が全然異なります。

当たり前のことですが、ただ良いデザインというだけでなく、「デザインをしながら同時に建設コストも調節する」ことが本当の意味で優秀なデザイナーではないでしょうか。

 

武内デザインオフィスでは「医院設計はドクターの医療活動を後ろから押してお手伝いするようなもの」と考え、以上の5つにポイントを置いて医院設計を行っています。

患者さんから選ばれるクリニックの要素

たくさんあるクリニックの中で、患者さんに選ばれるクリニックはどういったところなのでしょうか?
選ばれるクリニックにはいくつか共通点があるかと思います。

みなさんが患者さん側だったら、どのように通うクリニックを決めますか?

丁寧に診察をしてもらえる、家から近いから通院がしやすい、ドクターやスタッフの対応が良い、内装が綺麗で居心地が良い、待ち時間が短くすぐ診察してもらえる、料金がお手頃…など、患者さんによって重視しているポイントは様々かと思います。

そのたくさんあるポイントの中でも、医院設計の段階から患者さんに選ばれるポイントをつくることができるものがあります。
それは「内装が綺麗で居心地が良い」といった点ですね。

クリニックの内装を考える際は、ドクターの想いや診療方針などを参考にデザインしていくことが良いかと思います。
ですが、必ずしも「患者さんに選ばれるクリニック=ドクターの意思を反映したデザイン」であることはありません。

ドクターの意見も尊重しながら、患者さんに選ばれる居心地の良いクリニックを作り上げていくことが大切です。

この思いが実り、武内デザインオフィスでは開業後のドクターからのクレーム0の実績を誇っています。
クレーム0という結果が出ているのは、ドクターはもちろん、協力業者やスタッフとの連携があってこそだと考えています。

デザインワークだけではない、”Something else”を今後も常に追及していきます。

医院設計をする際のポイント

自分の医院を開業することは簡単なことではありません。
さらに、医院を設計することも簡単なことではありません。

設計士の方の中にも、医療施設・住宅・マンション・店舗・工場などそれぞれの事務所によって得意分野が異なります。
医療施設は特に専門性が高い設計になるので、その道のプロに相談してみることをおすすめします。

そこで今回は医院設計を行う際に知っておきたいポイントについて解説していきます。

医院設計のポイント

①立地の選定

医院開業にともなって、まず重要なポイントとなるのは立地です。
開業が成功するかどうかは、立地による影響がとても大きいので慎重に選ぶようにしましょう。

開業に必要な立地条件としては以下の4つがあげられます。

  1. 人が多く、集まりやすい地域
  2. 患者さんが通いやすい場所
  3. 競合医療機関ができるだけ少ない場所
  4. 将来性や活気のある地域

具体的に立地を決定するには開業資金や診療方針から最低限必要な広さや環境が確保できる物件であるかが大切です。
すべて理想通りにいくことは難しいですが、出来るだけ理想に近づくように力を入れて探すことをおすすめします。

開業する場所として駅前など人通りも多く、通いやすい場所は人気があるため、すでに他の医療機関が入っていることも多いかと思います。
そんな時は他の医療機関にはない特徴や魅力がある医院づくりが必要となります。

②医院コンセプト・デザイン

次に医院のコンセプトとデザインです。

医院のコンセプト・デザインは、ドクターの診療方針や患者さんに対するサービスクリニックのイメージによって決めていくことが多いかと思います。
また、立地条件や周辺環境との調和、クリニックの在り方にもよって変わってきます。

出来るだけ設計士の方にイメージや理念を詳細に伝えるようにすると、それを反映したデザインになるかと思います。

③計画規模とコスト

クリニックを開業するということは、ドクターが医者としてだけでなく経営者にもなることを意味しています。

そのことを踏まえて、事業計画に裏付けされたコストを導きだすことが大切です。
建設費や維持費をできるだけ抑えるために、可能な範囲で合理化・省スペース・コストダウンを行っていくようにしましょう。

ただしクリニックのポイントとなるところや、重要だと考えている部分にはコスト配分に重きを置いた方がいいかと思います。

④配置

クリニックの立地条件にもよりますが、駐車場を確保しておくことも重要なポイントとなります。
必要と思われる台数を確保したうえで敷地全体をノンプレッシャーに入りやすいデザインにすることも考慮していきましょう。

医院建築のポイント

①玄関

玄関は初診の患者さんでも入りやすいように明るくオープンな雰囲気にすることがベターです。
入口に風除湿を設置すれば空気の流入を抑えることが出来るので、冷暖房の効率も良くなります。

もちろん、車椅子での通行も考慮して十分な横幅をとっておくようにしましょう。

②受付

受付は待合室全体を見渡せるような位置に配置するようにしましょう。
また、空間を遮らないようなオープンカウンターにし、患者さんとのコミュニケーションが取りやすくする工夫も大切です。

最近は電子カルテ化が進んでいるとはいえ、まだまだペーパーレスとはいきません。
なので、資料を保管して置けるバックヤードの収納スペースも十分に確保しておくことをおすすめします。

③待合室

待合室は患者さんがリラックスできるように、光や壁の色、照明など居心地の良い空間づくりを意識するようにしましょう。

また、メンテナンスのことを考え、椅子は汚れがつきにくいビニールレザーなどの素材が良いでしょう。

お子様連れの患者さんのことを考慮すると遊具を置くスペースや、ちょっとした玩具を置くこともおすすめです。
衛生面を考え、手指除菌アルコールなどを設置しておくと良いでしょう。

④診察室

診察室はクリニックの中心部分になります。

効率的な動線がポイントとなるうえ、プライバシーの確保も重要になります。
プライバシー確保のために待合室の間に間仕切りやカーテンを設けると良いでしょう。

⑤処置室

クリニックによっては処置室を設置するところもあるかと思います。

処置室は広くオープンな空間を確保しておき、使用するケースに合わせてカーテンや間仕切りで区切れば個室のようになるので、複数の患者さんを同時に対応することも可能となります。
診察室の隣に配置することによって効率的な動線を確保することも可能です。

⑥トイレ

医療機関のトイレは特に気配りが必要とされます。

男女別はもちろん、洋式が必須となります。
また、車椅子の方でも利用しやすい広いスペースの個室を設置することも大切です。

検体との導線も考慮し、どこに設置するか検討してみましょう。

⑦医療機器設置

ドクターの診療方針によって導入する医療機器の大きさや、必要な電気、設備をメーカーによく確認したうえで実際に図面に落とし込んでいくと良いでしょう。
レントゲンなどの大きな医療機器を設置する場合は、搬入経路の検討も必要となります。

⑧効率的な動線計画

スタッフが効率的に医療業務を行うことと、患者さんが使いやすい医院とするために、設計段階から慎重に考えるようにしましょう。
ドクターやスタッフ、患者さんの動きがスムーズにならなければタイムロスが生まれるため、結果的に患者さんの待ち時間が長くなるなどの問題が発生します。

医療機器の配置なども踏まえ、スタッフの作業の流れや患者さんの移動の流れを考慮し、効率的に動線をプランニングすることが必要不可欠となります。

⑨バリアフリー

これからクリニックを開く場合、バリアフリーは必要不可欠なポイントです。

段差を解消することや手すりの設置など至る所に細かな配慮が必要となります。

⑩メンテナンス

クリニックは建物の用途上、多くの患者さんが来られる他、ドクターやスタッフの方も働くため、より耐久性が必要になります。

建物のメンテナンスや日常的な掃除がしやすいことは必須ですが、待合室に使われる材質などは特に配慮が必要となります。
1年後も10年後も変わらず愛されるクリニックづくりのために定期的な検査やアフターフォローが必要となります。

まとめ

いかがでしたか?

医院設計には考えなくてはいけない点が多くありますが、自分の理想のクリニックを作ることはひとつの大きな目標となりますよね。

武内デザインオフィスでは、医院設計のほかに歯科医院設計やデザイン、歯科医院改装も行っています。

同じコストの素材や材料を使ってもコーディネート次第で見え方やバランス、雰囲気が大きく変わってきます。
なので武内デザインオフィスでは、予算内でどれだけ良いクリニックをデザインするのかに重点を置いています。

また、単純に良いデザインをするだけではなく、デザインしながら同時に工事コストを調整することのバランスを考えます。

患者さんもスタッフも居心地の良いクリニックを一緒に作り上げていきましょう。

また行きたくなる医院設計のコツ【受付編】

受付は、患者さんが医院に入って一番初めに目にするエレメントです。まさに、「医院の顔」とも言えるのではないでしょうか。

古い医院の場合、待合室にいる患者さんや受付が外から見えないように受付までを大回りする設計が多く見られましたが、患者さんにとっては余計に不安感がつのるでしょう。

そこで、どんな受付だとまた行きたくなるのか、心地よく過ごせるのかをご紹介します。ぜひ、参考にしてください。

医院の顔である受付のポイント

変化のあるデザインでソフトな印象を

受付は、玄関から入ってすぐ目の前というのも良くありませんが、適度な距離感で受付にいるスタッフが患者さんを視認できることが基本になります。

受付につながる待合室は、木目を使ったりアクセントカラーを入れたりとデザインにポイントを入れることで変化を出します。そうすると、ソフトで優しい印象となります。

また、カウンターの形状に関しても、単調で無機質なカウンターではなく、丸みのあるものなど変化のある形状の方が柔らかく見えます。

受付カウンターにカーブラインを取り入れることで生まれる効果

受付カウンターを無機質なつくりではなく、曲線のカーブラインを取り入れることでデザイン的に柔らかく優しい雰囲気になります。

また、曲線にすることで、受付内のスタッフの視覚範囲が広がるという効果も生まれます。さらに、配置によっては、受付カウンターにカーブラインを付けることで、受付から玄関が視認しやすくなるという効果も生まれるのです。

車いす対応のローカウンターがある場合は、ユニバーサルデザインにも配慮して、サイドやカウンターだけではなく天井や床にもカーブラインをあしらいます。

白やベージュ、オフホワイトなどの優しい色合いを使うことで、より柔らかな優しい雰囲気を演出することができるでしょう。

機能面も充実したつくりに

受付は、機能的な面でも充実したつくりを意識します。

たとえば、手荷物台をつくるのか、車いす用のローカウンターは必要かなどがポイントとなります。福祉のまちづくり条例では、車いす対応カウンターの設置を求められる場合もあります。

また、受付カウンターの内側はスタッフの重要な作業スペースになります。

そこで、パソコンや電話、インターホン、コンセント、アンプ、複合機、LANなどの機器や設備端末を整理しておく必要があります。スタッフが作業しやすいように、すっきりと使いやすい配置にしましょう。

有床診療所の場合、診察時間外にも面会者や入院患者さんが待合室を通ることがあります。そのため、セキュリティのためにシャッターを設けることもあるでしょう。

受付カウンターのサイドやバックにも気を配る

受付カウンターのサイドやバックも、スタッフが使いやすいように機能的に作りこみましょう

カウンターのサイドやバックは通常カルテ棚が設置されます。カルテ棚は既製品もありますが、カウンターとの兼ね合いを考えると、できるだけオリジナルで仕上げたほうが良いでしょう。

受付カウンターの高さや寸法

トップカウンターの高さや奥行き

医院の受付カウンターの構成は、スタッフが事務作業をする作業カウンターと、患者さんとスタッフがやり取りをするトップカウンターの二段構成となります。

通常、受付カウンターの高さは100㎝を基準としており、受付のスタッフが座ってもカウンター越しに待合室が見渡せる高さになっています。

ですが、受付の中を患者さんにのぞき込まれないように少し高めに設定する場合もあります。

トップカウンターの奥行きは20~30㎝程度になることが多いです。患者さんが問診票などを記入する場合は、少し広めに設定することもあります。

ですが、どうしても広さを取れない場合は、クリップボードなどを患者さんに渡して、待合室の座席で記入してもらうケースもあります。

作業カウンターの高さや奥行き

受付カウンターの内側は、スタッフが事務作業を行うスペースとなります。この作業カウンターの高さに関しては、70㎝程度を基準としています。

作業カウンターの周りは、パソコンやレジ、電話、モニター、コンセント、インターフォンなど事務機器や通信設備が並びます。そのため、奥行きは少し広めの50~60㎝程度に設定しています。

ですが、奥行きが深くなりすぎると患者さんとのコミュニケーションがとりづらくなるので注意が必要です。

車いす対応カウンターの高さ

最近では、バリアフリーやユニバーサルデザインの条例による規制で、車いす対応カウンターを設ける医院が増えています。

この車いす対応カウンターを設ける場合、高さは70㎝とし、受付のスタッフが座って対応しやすい高さにします。また、足元には車いすが入るように工夫する必要があります。

車いすで来る患者さんが少ない医院は、車いす対応カウンターと患者さんの相談カウンターを一緒にする場合もあります。

受付は患者さんへの優しさと機能面を重視することがコツ

受付カウンターは、医院設計の中でも非常に重要なエレメントとなります。

患者さんとのコミュニケーションがとりやすく、スタッフには機能的で使いやすく、働きやすいカウンターになるような工夫が大切です。

武内デザインオフィスでは、患者さんが心地よくいられることやスタッフがストレスフリーで働ける空間作りを行うことを考えています。

ご紹介した医院設計のポイントのほかにも、

  • 入りやすいクリニックを設計すること
  • 患者さんが落ち着ける空間をデザインすること
  • 素敵なクリニックだったと記憶に残るクリニックをつくること
  • ドクターやスタッフが気持ちよく働けるクリニックをつくること

この4つの内容を大事にしております。

また、良いクリニックデザインとは、「ドクターの医療活動を後ろから押してお手伝いするようなもの」と考えています。

このように、患者さんが快適に過ごせる空間作りをすることはもちろん、ドクターやスタッフが快適にストレスなく働ける空間をつくることも同じくらい重要なことです。

さらに、良いデザインを考えながら工事コストも調整することを忘れません。

ぜひ、一緒に「また来たくなるようなクリニック」を目指しましょう。

また行きたくなる医院設計のコツ【待合室編】

医院設計に関して、内装デザインに特に重きをおくのが待合室でしょう。

患者さんが最初に入って目にするのが待合室なので、まさに「医院の顔」と言えます。

ドクターに見てもらう体調の悪い時は、誰しもが何かしら不安を持って医院を訪れます。ましてや、初めて訪れる医院なら余計に心配事や不安になることが多くなるでしょう。

さらに、待ち時間が長くなると不安感が募ります。

そこで、どんな待合室だと患者さんにとって居心地の良い空間になるのか、ポイントを挙げていきます。

居心地の良い待合室のポイント

待合室の椅子について

医院の待合室では、椅子やソファーはとても大切なデザインのポイントとなります。

どんな医院で、どんな患者さんが来るのかを配慮することが重要です。

例えば、産婦人科なら妊婦用の椅子を使うことや、妊娠している方が座りやすいように工夫しながらデザインを考えます。また、なるべく明るい色合いを選ぶことで、圧迫感のない開放的な印象になります。

どんな医院でも、椅子やソファーの色彩は明るく濁りのないキレイな色を選びましょう。そうすることで、患者さんがリラックスし、心おきなく過ごすことができます。また、明るい色彩は医院のイメージも印象付けることができるのです。

照明の演出や天井のデザイン

JIS照度基準によると、医院の待合室の照度は300LXあれば充分でしょう。

一般的には、医院では蛍光灯ではなく、落ち着いた雰囲気を演出する暖色系の電球色ランプが使われます。無機質な蛍光灯は冷たいイメージを与えるので、ダウンライトを使うケースが一般的です。

ですが、近年はLEDが進化してるので、種類が増えコストも下がっています。そのため、ダウンライトもほとんどLEDに変わっています。

また、レディースクリニックでは、ブラケット照明を使って柔らかい空間を演出しても良いでしょう。

天井は、単調なままでは無機質なイメージを与えるので、掘り込みなどをつくることでイメージの変化が見えます。また、間接照明を使うこともありますが、その場合、電球の取り換えがしやすいように高さや配置を工夫することが大切です。

天井は、天井裏の配管などの問題で変化をつけることが難しいケースもありますが、ちょっとした工夫で変化をつけると、患者さんにも柔らかい優しい雰囲気を感じてもらえるでしょう。

患者さんが気持ち良い・心地よいと思える待合室にすることが重要です。

床のデザイン

待合室の床のデザインは、全体的な雰囲気を変える大切なポイントです。

床の仕上げ材には様々な種類がありますが、医院でよく使われるのはビニ床シートやビニ床タイル、タイルカーペットなどです。これは、土足で上がるかスリッパで上がるかによっても変わってくるので注意が必要です。

よく使われる床のデザインは、床にポイントでアクセントカラーを入れることです。

ベージュ系の床に同系色のホワイト系のポイントを入れたり、反対色のビビットな色合いをポイントで入れることもあります。これによって、受付のカウンターをわかりやすくしたり、患者さんに方向性を感じ取ってもらえたりとデザインによって色々な効果が生まれます。

待合室では、患者さんが予想以上に待たされることもあるでしょう。イライラしたり気持ちが落ち着かなくなることも予想できます。

そこで、床に少しのアクセントを入れるだけで待合室に変化やリズムが生まれ、患者さんの心も少し落ち着き、リラックスできるでしょう。ただ単調の無機質な空間だと、イライラした気持ちに拍車がかかる場合もあります。

このように、床も待合室の大事なデザインのポイントとなります。患者さんが落ち着いてリラックスできる空間を第一に考えていきましょう。

マガジンラックについて

医院の待合室は、広いスペースを確保することが難しい場合が多く、本立てや本棚が場所をとるので置き場所に困ることもあります。

本立てには雑誌を置くことが多いですが、小児科はお子さん用の漫画や絵本などを沢山置くこともあります。また、本以外にもパンフレットなどを置くことも多いでしょう。

既製品の本立てや本棚を置く場合も多いのですが、場所を取らずにすっきり見せるために、カウンターや壁の一部を掘り込み、本や雑誌を並べるケースもあります。

また、本立ての上に医院の掲示板などを設けると患者さんの目につきやすくなります。

ごちゃごちゃしていないすっきりとした待合室にするために、こうして、マガジンラックなども工夫しましょう。

キッズコーナー

お子さん連れの患者さんが多い医院は、待合室の一部をキッズコーナーとして開放する場合もあります。

キッズコーナーは受付からも目に入りやすいように設置することが重要です。

キッズコーナーは、お子さんの怪我や事故に対して配慮する必要があります。そのため、クッション性のある材料を組み合わせて作ることが一般的です。

また、壁は汚れやすいため、壁面にウォールマットを貼る場合もあります。

狭い空間でも、ベビーサークルで囲んだりクッションブロックで囲んだりと仕切りを作り、お子さんや他の患者さんへの配慮を大切にします。

ナースステーションや受付から十分目に届くことも大切ですが、どうしても見通しの悪い場所に設置する場合は、監視カメラなどを設けて危険がないように目を配ることが大切です。

お子さんのために、テレビモニターや絵本、遊具などを置いて楽しむ気持ちを大切にすることもお忘れなく。

確かなデザインをクリエイトするために

ご紹介したように、医院の顔となる待合室は十分に考えこんでデザインする必要があります。

また、キッズコーナーを設ける場合が危険のないように十分に配慮しましょう。

武内デザインオフィスでは、医院デザイン実績100件を超える経験を活かし、ドクターが願う最高のクリニックを目指します。良いクリニックデザインとは、「ドクターの医療活動を後ろから押してお手伝いするようなもの」と常に考えております。

患者さんが快適に過ごせる空間をクリエイトすることはもちろん、ドクターやスタッフも快適にストレスなく働ける空間作りを大事にしています。

ぜひ、一緒に「また行きたくなるクリニック」をつくり上げましょう。

開業する前に知っておきたい…歯科医院設計のポイントとは

歯科医院を開業する前に、知っておきたい歯科医院設計のポイントをご紹介します。

さらに、歯科医院開業までに考えておきたいこと・やるべきこともご紹介するので、ぜひ参考にしてください。

歯科医院開業までに考えておきたいこと

歯科医院の構想

まずは、どのような歯科医院にするのか、先生の理想を考えましょう。また、得意分野やこれまでの経験を活かせることは何か、じっくり考えます。

さらに以下のポイントについても考えると良いでしょう。

  • どのタイミングでオープンするのか(勤務先との契約期間はどうなるか)
  • 準備にどれくらいの期間が必要か逆算する
  • 資金の準備はどのくらいか、軌道に乗るまでの資金計画について考える

歯科医院の立地

次に理想する歯科医院を実現するためには、どのような立地が必要かを考えます。

集客しやすい駅の近くか、商店街の中か、ふらりと入りやすいショッピングセンターの中、はたまた生まれ育った地元の町などじっくり考えましょう。

また、その候補地の来患予想もしておきます。

歯科医院の設計と施行

歯科医院の設計や施行は、通常の事務所や店舗と少し違います。

土地からか、それともテナントからか、また、先生や働くスタッフが使いやすい設計かどうか考えます。

さらに、内装施工業者の選定にも注意が必要です。どれくらい予算をかけることができるのかを考えながら業者を選びましょう。

歯科医療機器の選定と搬入

次に、先生が診療するために必要な機器を考えます。

診療台は何台必要か、レントゲンはアナログかデジタルか、それともCTなのか、費用対効果も考えながら選定します。

歯科医院のPRとスタッフ採用

歯科医院が開業するということを多くの方々に知らせることも重要です。

今は沢山の方がインターネットで情報を集めているので、ホームページを作った方が良いでしょう。

さらに、開業に合わせてスタッフも募集します。どんなスタッフと働きたいのか、また、募集方法は何にするのかを考えましょう。

歯科医院開業手続き

歯科医院を開業するは保健所の届け出が必要になります。また、保険診療をするには、保険医療機関への申請が必須になります。

ここまで来たら開業まであと少しです。やり残しが無いようにじっくり考えて行動しましょう。

歯科医院設計のポイント

歯科医院が増えている昨今、いかに他の医院と差別化を図るのかが大切です。

そこで、理解しておきたい歯科医院設計のポイントをご紹介します。

アプローチ

玄関周りや玄関までのアプローチで大切なことは、解放感と安全性です。

できるだけ段差をなくすことはもちろん、スロープには車いす用と歩行用の二つに手すりをつけたり、滑りにくい加工をするなどの配慮が大切です。

また、今後のことを考えて、汚れにくく掃除しやすい材料を使うことも重要になります。常に清潔感のあるアプローチを心掛けましょう。

受付

受付は歯科医院の顔になります。

待合室側からは見やすく、受付の内側はスタッフが働きやすく機能的であることが重要です。

また、患者さんとコミュニケーションをとる受付カウンターは、1,100㎜程度の高さにすると、患者さんが受付するのが楽になります。

さらに、内側の机などへの視線除けにもなるのです。

待合室

待合室は、患者さんがゆっくり過ごせるような雰囲気を作りましょう。広めのスペースを確保し、圧迫感のない作りにします。

また、椅子は玄関に対面しないように配置すること、患者さん同士の視線が合わないように工夫することも忘れてはなりません。

診療室

診療室は、患者さんが快適に治療を受けられるように、南向きの明るい場所にレイアウトすることが理想的です。南向きだと自然光が自然に入り込み、歯の色合わせがしやすくなります。

また、冬になると診療室が暖かくなって快適になるでしょう。

診療室は、窓を大きくとることも大切です。大きな窓から見える外側に植裁し、自然の緑を置くことで、診療で疲れた先生の目を癒す効果が期待できます。

刷掃指導コーナー

今は、患者さんにブラッシング指導などを行う刷掃コーナーを設ける歯科医院が増えています。刷掃コーナーは、明るい清潔感のある雰囲気を大切にしましょう。

小児歯科では、子供がブラッシング指導に集中できるような椅子の高さ、シンクの高さに気を付けます。

院長室&スタッフルーム

質の高い診療をするためには、ゆっくりリラックスできる院長室や心が休まるスタッフルームが必要です。

スタッフの出入り口が受付に近い場所だと、休み時間の急な来院にもすぐに対応できるでしょう。また、スタッフが気兼ねせず休めるように、院長室の場所は医院の奥に設置すると良いですね。

トイレ&洗口コーナー

トイレは、出来るだけ患者さん専用を用意し、男女別々が理想的です。また、トイレの室内には、手すりを設置することもお忘れなく。

受付の近くには、洗口コーナーを設置します。待合室にいる他の患者さんから見えないように、落ち着いた空間を作ることが大切です。

武内デザインオフィスについて

武内デザインオフィスでは、医院設計のほかに歯科医院設計やデザイン、歯科医院改装も行っています。

同じコストの素材や材料を使ってもコーディネート次第で見え方やバランス、雰囲気が大きく変わってきます。武内デザインオフィスでは、予算内でどれだけ良いクリニックをデザインするのかに重点を置いています。

また、単純に良いデザインをするだけではなく、デザインしながら同時に工事コストを調整することのバランスを考えます。

今回ご紹介した歯科医院設計のポイントのほかに、

  • 患者さんが入りやすいクリニックを設計すること
  • 患者さんが落ち着ける空間をデザインすること
  • 素敵なクリニックだったと記憶に残るようなクリニックをつくること
  • ドクターやスタッフが気持ちよく毎日働けるクリニックをつくること

この4つの内容を、後ろから押してサポートします。

患者さんが快適に過ごせる空間をつくることはもちろんのこと、ドクターやスタッフが快適に、ストレスフリーで働ける空間をつくることも同じくらい大切なことだと考えています。

ぜひ、一緒に居心地の良い、また通いたくなるようなクリニックをつくり上げましょう!

産婦人科・小児科の医院設計のポイント

医院設計を行う際に注意しておきたいポイントは、診療科目によっても変わってきます。

そこで今回は診療科ごとの医院設計のポイントについて解説していきます。

産婦人科の医院設計ポイント

最近の産婦人科は、豪華なホテルのロビーのようなラグジュアリーな空間デザインのようなものが増えてきていますね。

産婦人科に来られる患者さんはの多くは病人ではなく、不安や期待を持って来ている方がほとんどです。
そのため産婦人科ならではの気遣いや特徴があります。

妊娠・出産という夢がある医院であるため、ドクターやスタッフの対応だけでなく、建設の面でも患者さんが安心できるような配慮が必要となります。

では産婦人科での各ポイントについて解説します。

①病室

ドクターの意向によって豪華ホテルのようなものであったり、アットホームな雰囲気の病室などに分かれます。

産婦人科の病室は母子同室の場合もあり、テレビや冷蔵庫などのサービスも必要となります。
酸素や分娩監視装置などの設備端末も多く、ベビーコットや家族用のソファーなども置くため、スペースが必要であり、上手くレイアウトしなくてはなりません。
特別室の場合はトイレ付やシャワーの設置が必要となる場合もあります。

そのため、設計前にどれだけリアルに診療のイメージが出来るかが重要となります。

②LDRルーム

LDRとは陣痛から分娩、産後回復までを同じ部屋で過ごす出産の方法のことを言います。
お産の進行によって部屋を移動する必要がないため、精神的にも肉体的にも妊婦さんにかかる負担が軽くなるようです。

③ナースステーション

産婦人科のナースステーションは、新生児室と隣接して監視がしやすいように配置する必要があります。
また、患者さんや家族の方も来られ、夜間の対応も必要となるため分かりやすい場所であることが求められます。

ナースステーションは医療施設の管理部分にもなるため、監視カメラモニターや自火報設備、インターホンモニター、ナースコール機器などの様々な設備機器が壁に並ぶため配置も重要となります。
特にオープンタイプのナースステーションでは壁に目がいくため、整理整頓された配置になるようにしましょう。

④新生児室

新生児室は助産師の監視が必須となるので、ナースステーションに隣接した配置となります。

コットと保育器が置かれたガラス張りの部屋ですが、安全性を考慮してフィルムを貼る必要があるでしょう。
また、新生児室の出入り口はロールスクリーンも設けるようにしましょう。

ガラス越しに新生児と対面する場でもあるので、キッズ用の内装である場合が多く、産婦人科の中でもほのぼのとした温かい場となります。

⑤ダイニングルーム

産婦人科では、入院されている患者さんの食事は部屋でとる場合と食堂のようなダイニングルームでとる場合とで分かれます。

食事内容も産院選びのポイントになる部分ですし、中にはしっかりと調理師を雇った食事を用意するところもあります。
産婦人科に入院される方は病気というわけではないので、ダイニングルームの方が気分転換に良いかもしれませんね。

ダイニングルームでは入院している方同士の交流の場ともなるので、ウォーターサーバーやコーヒーサービスなどもあると嬉しいですね。

小児科の医院設計ポイント

小児科の開業は口コミが取りやすいい診療科となります。

インターネットやスマートフォンを意識した戦略をとれば比較的早い段階から軌道に乗せることが可能ですが、逆をいうとネガティブな口コミも広がりやすいため、クリニックの清潔感や待ち時間に注意する必要があります。

①予約システムの導入

小児科に来られるお子さんの親御さんは、「自分の子供が体調を崩している時に待たされる」という状況にとても敏感になります。
そのストレスを回避するためにスマートフォン対応のインターネット予約システムを導入することをおすすめします。

医院の待合室で待たされるより、家やクリニックの駐車場で順番を待っているようにするだけでも待たされているという感覚は軽減されますし、院内感染の予防にも効果があります。

②住宅地での開業、駐車場あり

小児科に来られる方はお子さんと付き添いの親御さんであることがほとんどです。

自分の子供が体調不良となってしまった時の親御さんの気持ちは「早く自分の子供を診て欲しい」という気持ちでいっぱいなので、駅周辺の混雑した遠い場所よりも、マンションや住宅地の集まった閑静なエリアの方がおすすめです。

また、車や自転車でお子さんを連れてくる方がほとんどなので、十分なスペースを確保した駐車場・駐輪場が必要となります。

③隔離室を設置する

郊外や地方で比較的広い土地を確保した診療所の場合、隔離室を設けることをおすすめします。

クリニックにもよりますが、おたふくかぜや麻疹、風疹、水痘など感染性の強い病気の患者さんは入口から分けることもあります。
隔離室を設ける場合は、受付のスタッフを呼び出すインターホンも必要になります。

④靴履き替えの有無

床に座り込んでしまうお子さんや汚れた靴を履いているお子さんも居るため、玄関で履き替えをするクリニックが多いです。
履き替える場合は、紫外線滅菌機付収納ケースで滅菌したスリッパを用意するか、床暖房を入れて裸足でも寒くないようにするかといったことが必要でしょう。

⑤キッズルームの有無

今まではキッズルームを設けるクリニックが多かったですが、子供同士の喧嘩や感染防止の点から、現在ではキッズルームを設けていないクリニックも増えています。
その代わり待ち時間短縮のための予約システムやスタッフ教育に力を入れるクリニックが多いです。

キッズルームを設けないぶん、お子さんだけでなく親御さんも喜ぶような雰囲気づくりを心がけましょう。

例えば絵本やちょっとしたおもちゃ、消毒液などを設けたり、待合室のソファーや椅子などのデザインを工夫してみると良いでしょう。

まとめ

いかがでしたか?

産婦人科・小児科ともに他の診療科とは少し違った特性があり、設計段階のうちにどれだけリアルに診療のイメージができるかどうかで大きく左右されます。

武内デザインオフィスでは、医院デザイン実績100件を超える経験を活かして最高のクリニックの設計をします。
開業後のドクターからのクレームゼロを続けられているのは、ドクターやスタッフ・協力業者との連携がうまくとれているためです。

理想のクリニックづくりを武内デザインオフィスで行ってみませんか?