小児病院のこだわりデザイン

 

皆さん子供のころの病院はどんなイメージでしたでしょうか。

風邪を引いたときに病院へ行くと、ただでさえ具合が悪いのにあの独特の薬のにおい、何をされるかわからない不安や恐怖で行きたくない場所の代表に挙げる方も少なくないと思います。

歯医者に至ってはあの治療音を聞いただけでも足がすくみ、何度も通院しなければならないのは子供心にトラウマを抱えてしまった方もいることでしょう。

そういった方はいまだに病院という施設がなじみのない場所として認識されているものだと思います。

今回は子供時代に、「こんな病院があったら病院嫌いじゃなかったのに・・・」といったこだわりのデザインをご紹介します。

これから受診するお子様には、少しでも病院が親しみやすく、通院が嫌で通わなくなったために大変なことになるといったことが起こる前に治療ができるよう、良い印象を持ってもらえたらと思います。

例1:「明海こどもクリニック」様

こちらの院は小児科・アレルギーを専門としている病院であります。

居心地が良くなるよう待合室は広めのスペースをとり、全体的に緑を基調とし、落ち着きと安らぎの視覚効果を狙ったデザインになっております。

緑というのは自然界に最も多いカラーであり、目に優しく、気持ちを落ち着かせ和らげる効果があります。

安全・安心のサインとしても使われ、非常口の誘導表示灯にも使われます。

これは非常時であっても気持ちを落ち着かせて行動させようとするためでもあり、心理的に根拠のある施策になります。

病院に通うお子様は、体の不調により精神的に弱っていることが多くあります。現代の医療行為は患者様の負担を少しでも減らそうと、その技術や器具の進歩は目覚ましいですが、それでもゼロとまではいきません。

視覚的にもそうですが、それぞれで負担を軽減させるより、相乗効果により少しでも居心地の良い空間になれば将来病院に対して悪いイメージを持つことなく、癒しの場所として通ってくれることでしょう。

2:「ファミリータイズクリニック」様

みなさんは、病院は殺風景でどこか無機質な空間といったイメージをもたれてませんでしょうか?

実際昔の病院はそういったところも多く、今でこそそのような病院は少なくなりましたが、まだまだ存在するのも事実です。

しかし、現在は明るくさわやかな雰囲気を演出される院様が多くなっております。

こちらの病院では、明るく、さわやかな雰囲気に木目調のフロアを採用することにより温かみが加わりました。

パッと見ただけでは、すぐにイメージする病院の待合室とは違いますよね?

待合スペースには絵本やおもちゃもあるので待ち時間には不安になることなく、リラックスして過ごすことができます。

3:「モンキッズデンタル」様 葛西子供専用歯科プレイルーム

歯医者というのはとてもこわい場所だといったイメージを持ってる方も多いと思います。

院内の独特の薬品のにおい、キーンといった治療音、さらにほかのお子様の泣く声など、こわくない場所という方が難しいかもしれません。

歯の治療は、それこそ日常生活を送るうえでとても大切なことであり、どんなに重要性を説明して納得してもらってもいざ治療が始まると・・・といったことが多くあります。

では行きたくなる歯科医院はどんなところでしょうか?

お子様にとっては「遊ぶこと」こそが立派なお仕事。

歯医者は遊ぶところというイメージがつけば、行く前から嫌がることは少なくなりますし、親御さんの負担も減ることでしょう。

こちらの歯医者さんのプレイルームは、とにかくワクワクするような空間を作り、遊び方はそのお子様にとって一番楽しいと思えることを自由にしていただけるようにしました。

フロントの天井から広がる空の絵は、奥に広がるプレイルームとつながっており、空間すべてをワクワクさせる場所にしました。

現在院内の雰囲気づくりを重視している歯科医院さんがとても多く、限られた空間でさまざまな演出により患者様のストレスを軽減させてますが、まずは子どもの患者様が行きたいと思える空間を作るのが将来的に歯医者嫌いの患者を減らす対策だと思います。

これからの小児病院のデザイン

これは当たり前のことですが、人によって見方や感じ方は違います

同じように、大人と子供でも見方や感じ方、とらえ方は違っています

病院という空間は、その特性上どうしてもストレスを感じることが多く、そのため少しでもストレスを軽減するということが技術、器具、空間の面から考えられています。

しかし、子どもの多くは大人よりもストレスに対する耐性が弱く、ちょっとしたことでも過敏に反応してしまいますが、子どもの好きなこと、興味のあるものがあり、行きたいと思える演出があればまた病院に通いたいと思えるようになっていきます。

医療施設は、そこを利用する全ての方が快適でなくてはなりません。

小児病院のデザインとは

小児医療は、定期・管理予防という観点から、悪くなってから病院に行ったのでは手遅れになることもあります。

そのため、病院に対してよくないイメージを持ってしまった子どもはなかなか病院に行きたがらず、すぐに終わるはずだった治療が長引いてしまうといったこともあり、親御さんにとっても大変な負担ですよね。

本来、子どもたちが自らの意思で積極的に予防、治療に参加することで、自己の健康管理を自分でできるような、あくまでもきっかけを作ってあげるのが小児病院をデザインするうえではとても重要です。

今後、病院が嫌い、怖いといったイメージをもつ子どもが、弊社のデザインした病院施設を通して一人でも減ってくれることを願っております。

大人も子供も快適に過ごせる空間づくりを武内デザインオフィスは追求していきます。

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