【医院設計】待合室づくりの際に気を付けるべきポイント

はじめに

みなさんはこれまでに一度は病院に足を運んだことがあるかと思います。

病院に行くということは多少なりとも不安な気持ちを持ち合わせていることでしょう。

病院の設計において、来院された患者さんが診察を待つ間少しでも不安な気持ちを柔らげ、リラックスした状態で待機できる環境を作ることに重点を置くことがあります。

また、小さなお子さんを連れている方や、患者が小さなお子さんの場合でもそれぞれに適した環境というものがあります。

今回はそういった病院の待合室を作る際に、気を付けるべきポイントを患者さんの目線も交えながらお話していきます。

 

対象によって待合室のコンセプトを変える

まず、病院という施設は一部の総合病院を除き、それぞれの診療内容によって独立している場合が多いです。

歯科・内科・外科・小児科など、やはりそれぞれ来院される患者さんの特徴も異なってきます。

 

お子さんも来られる場合

まず、歯科クリニックや小児科を併設されている病院は大人の患者さんだけではなく、小さなお子さんも同時にいらっしゃいます。

待合室づくりの基本である「患者さんがリラックスできる空間」を考えるのと同時に、お子さんに対する配慮も忘れてはなりません。

小さな子供は体に不調を感じると、これまで経験したことのない痛みや苦痛から大人の感じるストレスよりもはるかに感じやすいことでしょう。

治療そのものはする側もされる側も決して楽なものではなく、そういった経験から病院とは特別な場所なんだと思わせないようにする必要があります。

そうするためには出来るだけ日常に近い空間であり、かつ楽しい場所でなくてはなりません。

おもちゃで遊べるコーナーを作成したり、小学生くらいの患者さんが多く来られる医院であれば、ケガをしにくいように床材にクッション性のあるものを使用したりなどの配慮が必要となります。

また、お子さんの患者だけでなくその保護者にとっても使いやすい空間でなくてはなりません。

ベビーチェアやベビーベッドなどを設け、急な対応や受付作業をスムーズに行えるように配慮したり、もちろんトイレ内にも設置をします。

付き添いの親御さんへの配慮も重要になります。

 

その他医院の待合室

これまでは主にお子様に対しての待合室づくりをお話しましたが、それ以外の大人の方が利用する医院の待合室はどのように設計するべきでしょうか。

前述したように、待合室は患者さんの不安を少しでも解消し、リラックスの出来る日常に近い空間設計が重要になります。

しかし、医院のコンセプトによってデザインは大きく変わってきます。

清潔感を重要視しているクリニックは青を基調とし、シンプルなデザインを好まれます。

また、美容外科や自費診療をメインとしているクリニックでは高級感があり、オシャレで落ち着いた雰囲気のデザインが多く採用されています。

来院される患者さんの目線に立ってみると、決して安くない治療費をかけて自分自身を変えたいと思い来院しても、デザインが普通で特別な空間だと認識されなければいくら先生の腕は確かでも説得力に欠けてしまいます。

患者さんは何を求めて来院されるのか、また、医院のコンセプトをしっかりと汲み取り双方にとってメリットのあるデザイン設計が重要です。

 

バリアフリー対策

病院の性質上、バリアフリーな空間が必須となります。

身体が不自由な方や、ケガにより動きが制限される方、体調が優れず思ったように体を動かすことができない方など様々な方がいます。

手すりやスロープ等を各所に配置し、制限された動きの中でも楽に動作ができるようにします。

また、車いすを利用される方も当然いますので、そういったことも考慮し、段差は排除しスムーズな移動ができる床を確保します。

そういった方が多く利用され、また、今後高齢者が増加傾向にあることも考慮してリフォームの段階でバリアフリーな院内設計を採用される医院も多くなってきています。

ひと昔前でもバリアフリーは採用されていましたが、スロープの角度が急であったり、トイレ内のバリアフリー化が充実していなかったりなど、逆に負担が大きくなることもありました。

しかし現代では、そういったことは極稀で、どのような方でも楽に利用できる設備が充実してきており、子どもからお年寄りまで気持ちよく利用することが可能です。

 

使い勝手の良さ

院内を利用するのは患者さんに限らず、多くの医療従事者も利用しています。

とても忙しく院内を移動することも多いですが、部屋と部屋とを結ぶ導線をしっかりと作らなければ現場では思わぬ事故に繋がったり業務に支障をきたしてしまいます。

そうならないためにも、そこのクリニックではどのような人の流れがあるのか、また、現状の改善したいポイントというのもヒアリングをしなければなりません。

クリニックに限ったことではないですが、デザインに関しては見た目も重要ですが、それと同じくらい機能性にもこだわらなければなりません

その2つが両立してこそ設計というものは成り立つのです。

 

まとめ

現在様々なクリニックがあり、そのコンセプトも多種多様です。

院内デザインの設計において気を付けなければならないことは、医院のコンセプトをしっかりと反映させて、患者さんが気持ちよく利用できる施設というのが基本です。

しかしその基本が一番難しく、医院がやりたいこと、出来ること出来ないことと、患者さんが求めるもの求めないものをすり合わせることが最も大変なことです。

そのためにはデザインする医院にしっかりとヒアリングをし、詳細な打ち合わせを経てデザインをしていきますが、中にはイレギュラーなこともあります。

そういった時にこそこれまでの経験と知識を活用し対応していくことで希望をかなえていきます。

武内デザインクリニックでは以下の4つについて重視しております。

 

  1. 入りやすいクリニックを設計する事
  2.  患者様が落ち着ける空間をデザインする事
  3. 「素敵なクリニックだった」と記憶に残るクリニックを造る事
  4.  ドクター、スタッフが気持ち良く働けるクリニックを造る事

 

ご自身の持つテーマに加え、ご予算を考慮した上でより良いクリニックの設計を致します。

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