医院設計の依頼先を賢く選ぶポイントとは?

自分のクリニックを開院しようと考えた時に、どの業者に依頼をするか悩みますよね。

医院設計を依頼する場合、大きく分けて3種類の業者があります。
今回はそれぞれの特徴とメリット・デメリットについて紹介します。

3つの業者

ではそれぞれ見ていきましょう。

①建設会社

まずは建設会社です。
建設会社は医院設計・施工を一貫して受注してくれることが特徴です。

【メリット】

  1. 設計・施工を一貫して依頼できるので手間がかからない
  2. 良い建設会社を選べばお任せでの設計も可能

【デメリット】

  1. 依頼する段階では図面がないので、工事費を他と比較検討することが困難
  2. 工事監理も一貫して行うため問題のない工事が行われているか確認が取りにくい

工事費用に関しては概算で比較検討を行うことはできますが、あくまで概算となってしまうので、詳細な設計を行っていくうちに予算にどんどん追加料金がかかってくるといった可能性もあります。

また、設計を行う建築士の方は建設会社内の建築士か外注の建築士が行うため、自分で建築士を選ぶことはできません。

さらに、基本的には医院以外の工事を行うことが多いので、医院・診療所の不慣れな場合もあります。
こちらも工事に関しては素人であるので、良い建設会社であるかどうかを判断するのは難しいかもしれませんね。

②ハウスメーカー

次にハウスメーカーです。
ハウスメーカーも医院設計・施工を一貫して受注してくれるところがあります。

【メリット】

  1. 設計・施工マニュアルによってある程度の品質が保たれている
  2. 遮音性や構造など独自の仕様を持っているところもある
  3. 設計・施工を一貫して依頼できるので、手間がかからず、支払いも別々にならずに済む

【デメリット】

  1. 同じ建設条件で比較することが難しいため、工事費用が妥当であるか判断しにくい
  2. プレハブ系のハウスメーカーの場合、プランに制約がある場合がある
  3. 認定工法のため、将来増改築をする際に対応が困難な場合もある

ハウスメーカーの場合も、設計と施工を一貫して行ってくれるため、客観的な工事監理チェックが難しくなっています。

また、基本的に住宅の設計を行っている建築士であるため、医院設計は不慣れな場合があります。

 

③建築家・建築士・設計事務所

最後に設計事務所などに依頼するケースです。
医院設計を建築家・設計士・設計事務所に依頼して、工事を建設会社に依頼する方法となります。

【メリット】

  1. 自分で気に入った建築家・建築士・設計事務所を選ぶことが出来る
  2. 優秀な建築家・建築士・設計事務所を選べば、スタッフや患者さんが使いやすい理想的な医院を建てることが出来る
  3. 建築士が書いた図面で各建設会社に見積もりを出してもらい、比較検討が出来る
  4. 建築家・建築士・設計事務所が自分と同じ立場で工事を監理してくれる

【デメリット】

  1. 設計料、工事費用を別々に支払う必要がある
  2. 別々に依頼をするため料金が高くなる可能性がある

設計事務所が依頼主の代理人として、設計図の作成・申請業務・工事監理などを行ってくれます。
工事費の見積もりを査定して場合によっては減額。設計変更などの工事費用調整を行い、適切な施工会社を選定してくれます。

賢く業者を選ぶポイント

では次に、どうやって依頼する業者を選べばいいのか、4つの方法をご紹介します。

①面談などで選定する

まずは、面談などを行い選定する方法です。

営業担当だけでなく、設計の統括責任者や主任担当者との面談やヒアリングを中心に、会社概要や実績も聞けるといいでしょう。

②プロポーザル方式で選定する

プロポーザル方式とは、具体的に計画提案を行うのではなく、依頼の案件に対する発想や解決方法などの提案を審査して設計者を選ぶ方法のことです。

ただ面談を行うのではなく、依頼案件の関わる実施体制や実施方針などを聞き、判断するようにしましょう。

③計画提案付プロポーザル方式で選定する

②の方法に加えて、少し具体的な提案を求めることで判断する方法です。

面談で良い印象を受けた設計者さんであれば、もう少し深くまで入った具体的な話をしてみるといいでしょう。

④設計競技方式で選定する

最後に、具体的な設計案を見て選定する方法です。

プロポーザル方式が「設計者」を決める方法であれば、設計競技方式は「計画案」を決める方法と言えます。

注意すべきポイント

医院設計をする際は設計を進めていくうちに、医院側の意向などでコストが膨れ上がってしますことが多々あります。
予算よりお金がかかってしまった要因がはっきりしていて、合意の上であれば問題ありませんが、なぜコストがかかってしまったのか分からないといったケースも多いです。

では、予算超過にならないためにはどうすればいいのでしょうか?

対策としてはまず、基本となるプランや医院の仕様などの計画案の概要を出来るだけ詳細に提示してもらうことです。

次に、その計画案に沿った見積もりを出してもらいましょう。
その見積書は、数量×単価が分かるような形で出してもらうとなお良いです。

このような対策を取ることで、あとあと設計に変更が生じた際、どの部分が変更になって見積金額が変わったのかが分かります。

建設中にコストが膨らみ始めたら、当初の計画や仕様などを見直してコスト削減が可能な部分などを洗い出し、調整していくことも可能となります。

まとめ

医院設計は、通常の住宅などの建物に比べて難易度が高くなります。
それは、様々なスタッフの方が働いている複雑性や診療方針改定などの変化が多いこと、院内感染を防ぐための設計などを設計計画の中に盛り込まなくてはいけないためです。

ですので、設計を依頼するパートナーを選ぶ基準はとても重要となってきます。

大事なパートナー選びですので、様々な視点で評価できるよう、なるべく多くの情報を仕入れて総合的に見ることをおすすめします。

 

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