産婦人科・小児科の医院設計のポイント

医院設計を行う際に注意しておきたいポイントは、診療科目によっても変わってきます。

そこで今回は診療科ごとの医院設計のポイントについて解説していきます。

産婦人科の医院設計ポイント

最近の産婦人科は、豪華なホテルのロビーのようなラグジュアリーな空間デザインのようなものが増えてきていますね。

産婦人科に来られる患者さんはの多くは病人ではなく、不安や期待を持って来ている方がほとんどです。
そのため産婦人科ならではの気遣いや特徴があります。

妊娠・出産という夢がある医院であるため、ドクターやスタッフの対応だけでなく、建設の面でも患者さんが安心できるような配慮が必要となります。

では産婦人科での各ポイントについて解説します。

①病室

ドクターの意向によって豪華ホテルのようなものであったり、アットホームな雰囲気の病室などに分かれます。

産婦人科の病室は母子同室の場合もあり、テレビや冷蔵庫などのサービスも必要となります。
酸素や分娩監視装置などの設備端末も多く、ベビーコットや家族用のソファーなども置くため、スペースが必要であり、上手くレイアウトしなくてはなりません。
特別室の場合はトイレ付やシャワーの設置が必要となる場合もあります。

そのため、設計前にどれだけリアルに診療のイメージが出来るかが重要となります。

②LDRルーム

LDRとは陣痛から分娩、産後回復までを同じ部屋で過ごす出産の方法のことを言います。
お産の進行によって部屋を移動する必要がないため、精神的にも肉体的にも妊婦さんにかかる負担が軽くなるようです。

③ナースステーション

産婦人科のナースステーションは、新生児室と隣接して監視がしやすいように配置する必要があります。
また、患者さんや家族の方も来られ、夜間の対応も必要となるため分かりやすい場所であることが求められます。

ナースステーションは医療施設の管理部分にもなるため、監視カメラモニターや自火報設備、インターホンモニター、ナースコール機器などの様々な設備機器が壁に並ぶため配置も重要となります。
特にオープンタイプのナースステーションでは壁に目がいくため、整理整頓された配置になるようにしましょう。

④新生児室

新生児室は助産師の監視が必須となるので、ナースステーションに隣接した配置となります。

コットと保育器が置かれたガラス張りの部屋ですが、安全性を考慮してフィルムを貼る必要があるでしょう。
また、新生児室の出入り口はロールスクリーンも設けるようにしましょう。

ガラス越しに新生児と対面する場でもあるので、キッズ用の内装である場合が多く、産婦人科の中でもほのぼのとした温かい場となります。

⑤ダイニングルーム

産婦人科では、入院されている患者さんの食事は部屋でとる場合と食堂のようなダイニングルームでとる場合とで分かれます。

食事内容も産院選びのポイントになる部分ですし、中にはしっかりと調理師を雇った食事を用意するところもあります。
産婦人科に入院される方は病気というわけではないので、ダイニングルームの方が気分転換に良いかもしれませんね。

ダイニングルームでは入院している方同士の交流の場ともなるので、ウォーターサーバーやコーヒーサービスなどもあると嬉しいですね。

小児科の医院設計ポイント

小児科の開業は口コミが取りやすいい診療科となります。

インターネットやスマートフォンを意識した戦略をとれば比較的早い段階から軌道に乗せることが可能ですが、逆をいうとネガティブな口コミも広がりやすいため、クリニックの清潔感や待ち時間に注意する必要があります。

①予約システムの導入

小児科に来られるお子さんの親御さんは、「自分の子供が体調を崩している時に待たされる」という状況にとても敏感になります。
そのストレスを回避するためにスマートフォン対応のインターネット予約システムを導入することをおすすめします。

医院の待合室で待たされるより、家やクリニックの駐車場で順番を待っているようにするだけでも待たされているという感覚は軽減されますし、院内感染の予防にも効果があります。

②住宅地での開業、駐車場あり

小児科に来られる方はお子さんと付き添いの親御さんであることがほとんどです。

自分の子供が体調不良となってしまった時の親御さんの気持ちは「早く自分の子供を診て欲しい」という気持ちでいっぱいなので、駅周辺の混雑した遠い場所よりも、マンションや住宅地の集まった閑静なエリアの方がおすすめです。

また、車や自転車でお子さんを連れてくる方がほとんどなので、十分なスペースを確保した駐車場・駐輪場が必要となります。

③隔離室を設置する

郊外や地方で比較的広い土地を確保した診療所の場合、隔離室を設けることをおすすめします。

クリニックにもよりますが、おたふくかぜや麻疹、風疹、水痘など感染性の強い病気の患者さんは入口から分けることもあります。
隔離室を設ける場合は、受付のスタッフを呼び出すインターホンも必要になります。

④靴履き替えの有無

床に座り込んでしまうお子さんや汚れた靴を履いているお子さんも居るため、玄関で履き替えをするクリニックが多いです。
履き替える場合は、紫外線滅菌機付収納ケースで滅菌したスリッパを用意するか、床暖房を入れて裸足でも寒くないようにするかといったことが必要でしょう。

⑤キッズルームの有無

今まではキッズルームを設けるクリニックが多かったですが、子供同士の喧嘩や感染防止の点から、現在ではキッズルームを設けていないクリニックも増えています。
その代わり待ち時間短縮のための予約システムやスタッフ教育に力を入れるクリニックが多いです。

キッズルームを設けないぶん、お子さんだけでなく親御さんも喜ぶような雰囲気づくりを心がけましょう。

例えば絵本やちょっとしたおもちゃ、消毒液などを設けたり、待合室のソファーや椅子などのデザインを工夫してみると良いでしょう。

まとめ

いかがでしたか?

産婦人科・小児科ともに他の診療科とは少し違った特性があり、設計段階のうちにどれだけリアルに診療のイメージができるかどうかで大きく左右されます。

武内デザインオフィスでは、医院デザイン実績100件を超える経験を活かして最高のクリニックの設計をします。
開業後のドクターからのクレームゼロを続けられているのは、ドクターやスタッフ・協力業者との連携がうまくとれているためです。

理想のクリニックづくりを武内デザインオフィスで行ってみませんか?

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)