【医院設計】手術室のクリニック内装のデザインのポイントとは?

クリニック内装のデザインを考えるときに、悩んでしまうのは「手術室」ではないでしょうか。

今回は、手術室のユーザビリティを高める空間デザインのポイントをご紹介します。クリニックなので、ここでは日帰りオペの手術室のお話をします。ぜひ、クリニックの内装の機能とデザインの参考にしてください。

日帰りオペの手術室で大切な計画

外科では下肢静脈瘤、眼科は眼瞼下垂や白内障手術、翼状片、消化器系は大腸ポリープ、形成外科は形成外科に関わる過半の症状などと、クリニックでは診療科により色々な日帰り手術が行われます

全ての診療科の手術を行っている総合病院は、クリニックのように各科の手術に合わせた手術室ではなく、1立方メートルあたりに浮遊する粉塵やチリの数をあらわす空気洗浄度が1000~10000レベルになり、患者様をストレッチャーで導入できることが基本になります。

クリニックの手術室は、一般的には建築物の揺れが比較的少ない鉄筋コンクリートづくりの建物になり、周りに大型トラックなどの通行や高速道路がない場所での計画が必要になるでしょう。また、手術用顕微鏡やOPライトを天井に設置する場合は、天井高を調べたり、補強の設置ができるかどうかも重要です。

どんな診療科でも、手術室やリカバリールーム、準備室、家族待合室などのスペースが必要です。そのため、クリニック内に日帰りの手術室を設置する場合は、60坪から100坪程度の規模を考えておくと良いでしょう。

各診療科の特徴を考えた設計がポイント

クリニックの場合は、専門の診療科目の特徴に合わせた手術室を考えましょう。

また、患者様が自分で歩いて手術室に入り、手術を終えたらそのまま歩いて帰宅するか、リカバリー室で休憩し、その後歩いて帰宅することを前提とした手術室、そして手術準備室やリカバリールームなどの施設も必須です。

このように、手術を受ける患者様のニーズに応じた手術室をつくれる点や、患者様の利便性に合った環境が整えられる点が、クリニックを作っているうえで大切なポイントとなるのです。それでは、各診療科について設計のポイントをじっくり見ていきましょう。

形成外科

形成外科の手術室では、ほとんど急性期病院の手術室と同じようなスペックで設計が計画されます。ビル内にあるクリニックはOPライトを設置する際に必要な天井高や補強が大切です。

また、医療ガスなどを利用する際には、その置き場を考えたテナント選びが大切になります。ちなみに、洗浄度はほとんどが10000レベル前後で計画されます。

さらに、手術後のリカバリールームや外科用の手術台の設置、そして、手術前後に患者様が移動する導線の工夫も必要です。

眼科

眼科では白内障の日帰りでの手術が可能になってから、一番作られているクリニックの手術室と言えるのではないでしょうか。

眼科での手術は多いのですが、ほかの診療科と比較すると手術の時間が短く、患者様が高齢で、手術室内で多くの医療機器を使うという特徴があります。白内障の手術を行うことを前提にすると、空気洗浄度は10000レベル以下が望ましいでしょう。

眼科は手術時間が短いことにより、手術当日にいくつかのオペを行う場合が多いのです。スタッフや患者様の出入りが多いので、外部からチリを入れないための陽圧比や洗浄度が基準値に達するまでの時間など、眼科での手術の特徴をよくふまえた工夫を考える必要があります。

また、患者様の多くが高齢なので、付き添いの家族の待合室や手術後に休憩するためのリカバリールームなどの設置も考えます。

消化器系

大腸ポリープなどの日帰り手術を行う消化器系では、クリニックでも急性期病院でも、ほとんどは手術室より処置室程度の設備で行われており、空気洗浄機能なども設置しないことが多いようです。

それでも、空気圧を陽圧にする程度の機能や、室内を抗菌の材料で計画することや、内視鏡の洗浄や置き場などの工夫を考える必要があります。

また、消化器系では患者様とモニターを見ながら処置をおこなうので、処置用のベッドとモニター、内視鏡の設置位置なども考えます。そして、手術前後は術着に着替えての処置となるので、着替え後や手術後のリカバリールームの設置も必要となるでしょう。

手術機能と患者様の快適さのバランスが大事

今後は、医療技術や医療機器がどんどん進化していくので、それに合わせて日帰り手術の術範囲も広くなっていくでしょう。そのため、患者様のニーズもどんどん多様化していくでしょう。

クリニックデザインにおいて求められることは、患者様側もドクター側もストレスが少なく、出来る限りのリスクを回避し、安心、安全にいられる環境です。手術機能だけを優先するのではなく、手術機能上の必要なアイテムと、患者様側の快適さをバランスよく計画することが重要なのです。

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